棲み家は森の中

富士山山麓の小さな山荘に棲み始めました。深い森の広がる静かな環境で生活をしていると、森の声が聞こえてきます。

富士山5合目まで登ってきました

 先週の金曜日(4/21)春の陽気で暖かかったので、今年初めての富士山へ登ってきました。朝食のついでに弁当を作り、支度をしたら車で”馬返し”まで登って行きます。9時頃に到着、さっそく登山靴に履き替えて登り始めます。

 すると登り口にある山小屋(大文司屋)が開いていて人がいます。挨拶をしたら、話が弾んでしまいしばらく話し込んでしまいました。オーナーは先代を引き継いで、退職後に再開したらしく。今年で5年目だそうです。昨日から開けていて、喫茶と飲み物の営業をしている。閉店は3時頃とのことで、下山に間に合ったら立ち寄りますとの予約をして、登り始める。

 ここ吉田口の登山道は、江戸時代から登られている歴史ある道で、それを偲ばせる石造りの鳥居で挨拶をして登って行きます。

 最初は緩やかな登り。

 しばらく登ると1合目に到着。この吉田口には、スバルラインが開通したのち廃屋となった山小屋が要所〃に残っています。ところで最近になって見直され、富士吉田市が登山道の整備を始めることになったそうで、期待したいですね。

 少しずつ勾配がきつくなってくる。石畳の道などを登って行くと。

 2合目に到着。

 ここには御室浅間神社の社が残っています。

 いよいよ登山道の雰囲気になり、えっちらおっちらと登って行きます。

 林道と交わって。

 登ると、ようやく3合目に到着する。

 ここは景色も良く、河口湖と御坂山塊の展望が開けます。大木の下で、おやつタイムの一服。

 さて、ここからの上りは苔の庭と深い緑。

 ハーフ―言いながら登っていると、上の方から大勢の人が降りてきた。外国の人たちで大きなザックとスキーを担いでいる。挨拶がてら少しの英語で聞くと、フランスから来た人たち。昨日は5合目の佐藤小屋に泊まり、山頂まで登って、そのあとスキーで降りてきたらしい。天気も良く、景色は最高だったと言っていました。

 それにしても、体格も良いしタフです。かないません! 一緒に写真撮ろうといいそびれたので、後ろから失礼しました。

 とかなんとかしているうちに、4合五勺に到着。

 ここでもひと休み。今年初めての山登りなので、調子を見ながらのゆっくり登山です。

 さて出発して、しばらく登って行くと5合目の中宮を通過すると、いよいよ最後の上り。

 神社にお参りをして。

 なおしばらく登って行くと目的地の佐藤小屋に到着。残念ながら閉まっていました。開いていたら味噌汁を戴こうと思っていたのですが!

 五合目からの富士山頂。この上は森林地帯を抜けて火山礫の登山道となります。7合目くらいからは雪山。

 先ほどのフランス人パーティーは、ここから山頂まで登って、雪の斜面をスキーで降りてきたんですな。

 いっぽう体力の尽きた登山者は、洒落た丸太のイスとテーブルで昼食としました。

 たまには、昼食弁当の写真でもどうぞ。山のフルコース。

 下山では時間も押していたので、3合目からは小走りで駆け下り、3時直前に山小屋に到着。コーヒーを戴きました。

 結構楽しかった山行でした。

ではまた。