棲み家は森の中

富士山山麓の小さな山荘に棲み始めました。深い森の広がる静かな環境で生活をしていると、森の声が聞こえてきます。

茅が岳へ登ってきました

 先週の連休明けの11日に、晴れ間が広がってきたので茅が岳へ登ってきました。茅が岳は中央線の沿線、韮崎市の東側に立ち上がる単独峰です。この茅が岳は日本100名山の著者である深田久弥さんが登山をしていて亡くなった山として知られています。いつかは登ってみたいと思っていた山で、今回ようやく登ってきました。

 精進湖から国道を下っていき南アルプス市の方面へ分岐したら、渓谷のなかの快適なドライブとなります。南アルプス市で昼食をした後、南アルプス市文化伝承館(縄文土器の博物館)へ立ち寄り、その日は茅が岳の登山口で車中泊。翌日に登山をして帰ってきました。

 写真は韮崎駅のモールから見た茅が岳。右側の3角形の尖ったところが山頂です。

 モールで買い出しをしたのち、昇仙峡への道を登っていきます。かなり勾配の急な道をしばらく登って行くと茅が岳登山口の駐車場へ到着。

 翌朝の様子。平日にもかかわらず夜の間に車が増えている。人気があるのですね。

 案内図をみると山頂まで約2.5時間くらい。

 歩き始めは緩やかな登山道で歩きやすい。

 しばらく森の中の道が続きます。

 ちと一服していたら、そこは栗の木の下でした。

 少しづつ沢筋を歩いている雰囲気が出てきます。大きな石がごろごろ。

 大きな岩の脇を通り抜け。まだまだ沢筋の道が続きます。

 一時間以上沢を上り詰めて、ようやく尾根への上りとなりました。

 ところが、ここからが急登。息が上がる。

 トラバースも。

 登り路の脇に咲いていた。

 えっちらおっちら、はーは-ふーふー登って、ようやく尾根道へ到着。30分以上かかった様な。

 一服して登り始めるも、まだまだ急な登りが続きます。

そのうち、ちょっとだけ開けたところに出ると、深田久弥さん終焉の地の碑が。

 1971年3月21日11時と読めます。51年前の早春の昼頃だったのですね。これほど日本の登山人口が増えるとは思っていなかったかも知れません。功績は大きいですね。

 さて、それからも急な登りが続き、ようやく見晴らしの良いところへ出ました。薄曇りの中に富士山が見えます。

 拡大すると良い雰囲気。緑のおくに幻想的な富士山。

 景色に元気をもらい、もう一登りするとようやく山頂に到着。

 山頂では墨絵のような山々の姿が広がっていました。

 南アルプス甲斐駒ヶ岳(右側のピーク)と鳳凰3山(左の山稜)。

 奥の方には見えるのは八ヶ岳

 奥秩父の方向。雲の上に見えるピークは先月に登った金峰山(多分)。

 いやー、久しぶりに見る景色を堪能しました。曇り空も良いもんです。

ではまた。