和紙を引き戸の襖紙として張ったところ良い感じだったので、さらに和紙の良さと可能性を試してみたくなりました。今回はその第一弾として和紙を使った照明にチャレンジしてみました。
材料は10㎜角の桧と2×4の切れ端です。簡単な図面を書いて、寸法にカットして部品が揃ったところ。
次に、透明な水性ニスを塗って行きます。小部品なのでほとんどの工程は室内作業で進めていきます。
乾いたところで、2×4材を土台として、角材を接着剤とミニビスで止めていきます。
4本止めるとこんな感じ。
つぎに上側に横棒を渡して固定していきます。接着剤を塗って。
治具でしばらく押さえる。これを2方向で繰り返すと。
上側に4本の支えが出来て安定してきます。このあと、電球用のソケットを取り付け、コードを隙間から出したところで点灯を確認。
さて次は、いよいよ和紙貼りです。今回選んできたのは、青海波という透かし模様の入った和紙です。ちょっと大きめに裁断したら。
木枠にのりを塗布して。
慎重に張って行きます。角のところはハサミで切れ込みを入れて回し込んでいきます。ここが肝心なところ、和紙をしわが寄らない様に張りながら、角をうまく処理する。
ぐるりと張り終えたら、上下の余分なところをカットします。当て金をして押さえながらカッターで切って行き。
つまんで引き上げると剥がれていきます。
これで和紙張りも出来、一応の完成です。
ただ、ちと上から見た時に角材の細工が見えて恰好わるい。と言うことで、カバー用の薄板を加工して。
接着剤を付けて、固定していきます。
物干しばさみでハサミながら締め上げて、固着するまで待機。
しばらくして治具を外すと完成です。見かけはちょっと良くなった。
それではさっそく、部屋を暗くして点灯です。40W相当のLED電球で結構明るい。
青海波の模様が浮き上がって見えます。
思いのほか風情があって、良い感じとなりました。
和紙は応用範囲が意外と広いかも知れません。いろいろと作って見たくなりました。
ではまた。