棲み家は森の中

富士山山麓の小さな山荘に棲み始めました。深い森の広がる静かな環境で生活をしていると、森の声が聞こえてきます。

富士山6合目まで登ってきました その2

 5合目から6合目は、突然と言っていいくらい景色と登山道が変わります。道の両側は低木主体の林となり樹間が透けているので、景色や山頂をみながらの登山となります。道は踏み固められて歩きやすい。

 しばらく行くと五合五勺の経ヶ岳の看板が現れました。

 近くには、日蓮上人の銅像八角堂が姿を現します。資料によると法華経を納めたと記されていて経ヶ岳の謂れとなったそうです。なんと鎌倉時代のことになります。

 この上からは低木帯も終わり、ひたすら砂礫の道となり歩きにくくなります。そのかわり頂上に続く登山道がジグザグと続いているのが見えてきます。ときにはブルドーザーの道を登ったりして、ようやく6合目に到着。

 景色は最高。眼下には三日月型の山中湖。

 富士吉田市と河口湖も。

 この4角く連なったものは、建物ではなく土石流を止める堰です。この近辺は沢筋にあたるため登山道を保護するための土石流留めが築かれているのでしょう、金網でしっかりと囲ってあります。富士山と人工物の対比が面白く思わず写真を撮りました。

 ここまで来るとさすがに風が冷たく、岩陰で景色をみながら、ゆったりと弁当にしました。

では最後に、稜線から湧き上がる雲と富士山山頂をどうぞ。

 今回は、久しぶりに富士山頂まで見えた快適な山登りとなりました。
ではまた。