棲み家は森の中

富士山山麓の小さな山荘に棲み始めました。深い森の広がる静かな環境で生活をしていると、森の声が聞こえてきます。

和紙のランプを作る

 和紙を引き戸の襖紙として張ったところ良い感じだったので、さらに和紙の良さと可能性を試してみたくなりました。今回はその第一弾として和紙を使った照明にチャレンジしてみました。

 材料は10㎜角の桧と2×4の切れ端です。簡単な図面を書いて、寸法にカットして部品が揃ったところ。

 次に、透明な水性ニスを塗って行きます。小部品なのでほとんどの工程は室内作業で進めていきます。

 乾いたところで、2×4材を土台として、角材を接着剤とミニビスで止めていきます。

 4本止めるとこんな感じ。

 つぎに上側に横棒を渡して固定していきます。接着剤を塗って。

 治具でしばらく押さえる。これを2方向で繰り返すと。

 上側に4本の支えが出来て安定してきます。このあと、電球用のソケットを取り付け、コードを隙間から出したところで点灯を確認。

 さて次は、いよいよ和紙貼りです。今回選んできたのは、青海波という透かし模様の入った和紙です。ちょっと大きめに裁断したら。

 木枠にのりを塗布して。

 慎重に張って行きます。角のところはハサミで切れ込みを入れて回し込んでいきます。ここが肝心なところ、和紙をしわが寄らない様に張りながら、角をうまく処理する。

 ぐるりと張り終えたら、上下の余分なところをカットします。当て金をして押さえながらカッターで切って行き。

 つまんで引き上げると剥がれていきます。

 これで和紙張りも出来、一応の完成です。

 ただ、ちと上から見た時に角材の細工が見えて恰好わるい。と言うことで、カバー用の薄板を加工して。

 接着剤を付けて、固定していきます。

 物干しばさみでハサミながら締め上げて、固着するまで待機。

 しばらくして治具を外すと完成です。見かけはちょっと良くなった。

 それではさっそく、部屋を暗くして点灯です。40W相当のLED電球で結構明るい。

 青海波の模様が浮き上がって見えます。

 思いのほか風情があって、良い感じとなりました。

和紙は応用範囲が意外と広いかも知れません。いろいろと作って見たくなりました。

ではまた。

洋間の壁に無垢板を張るーその2

 今回は洋間の壁に無垢板を張って行きます。前回の断熱材の施工からは、一か月以上が経過していて、その間に引き戸に和紙を貼ったりしていました。この和紙の柄で雰囲気が変わったりしたこともあり、無垢板張りを仕上げることにしました。

 まずは、上段から進めます。こちらにはパインの羽目板を使います。

 まず一段目は桟に接着剤を塗り、羽目板を隠し釘で止めていきます。

 サネのところは釘打ちをして固定する。

 最後の一枚は、幅をカットして、差し込んで隠し釘で止めると。

 上段の羽目板張りは完成です。

 さて中段はというと。

 こちらは杉板に変更します。というのも従来からパイン材を購入していたホームセンターの仕入れが滞っていて良いものが入手しずらくなってきたからです。まー、材料違いも風情が変わって良いかも知れません。DIYはなんでも対応します。ということで、杉板の色合いを見ながら張る順序を決めていきます。

 さて同様に、一枚目は隠し釘打ちから始めます。

 最近になって気づいたのが、鋸でカットするとき裏面を上にして切ると下面の表面の毛羽立ちが少なくなり、ペーパーヤスリの仕上げが省けるという事。

写真はカットした直後の面の毛羽立ち。

 下側の表面には毛羽立ちが見られません。これは日本方式の鋸刃では刃の方向により抜ける側に材木が引きずられる事から来ています。職人さんは知っていることでしょうが、DIYですから最近になって気づいたのでした!

 とかなんとかやっているうちに最後の一枚となり。

 ここの幅カットは、鋸刃に角度を付けて切って行きます。

 すると入れ込むときに、上側につかえないですんなりと嵌ります。

 これで羽目板張りは完成しました。

 これで寝室の壁は、断熱と無垢板張りがほぼ完了しました。おかげさまで冬場の寒さはかなり和らいで来ました。DKと比較すると約5℃くらいは暖かく推移しています。

ではまた

洋間の壁に無垢板を張る

 今回は、洋間に戻り壁の断熱と無垢板張りを行います。じつは間仕切り壁が工事の途中でお休み状態だったのですが、先日和紙を引き戸に張ったところ、目立ってきたので俄かにやる気になり最後まで仕上げてしまいました。

 まずは断熱材の施工から。場所はDKとの間仕切り壁で、ここの中段と上段を無垢板張りしていきます。

 まずは桟板を打って行きます。厚みは10㎜で3列に木ねじ止めします。

 つぎに断熱材を寸法にカットして。

 接着剤を塗布したら。

 手のひらで叩いて、嵌め込んでいきます。

 つぎは中段。同じように断熱材をカットし。

 接着剤を塗布してから。

 嵌めていく。

 最後に、小さな隙間も疎かにはしないで、端材をカットして埋めていくと。

 これで出来上がり。

 つぎは無垢の羽目板張りです。

ではまた。

河口湖の春

 久しぶりに天気が良いので河口湖へドライブに行ってきました。

湖畔の道路から見た富士山。

 大石公園の春景色をお届けします。

 桜は咲き始めですね。

 早春の草花たち。

 ハナテラスには小川が流れています。早春の雰囲気です。

 帰り道のさくらの里公園のさくら並木。

 河口湖のさくらは来週ぐらいが見頃でしょうか。山麓は月末くらいかな。

ではまた。

引き戸に和紙を貼る

 今回は和紙を使ったDIYです。何回か障子をDIYしていたので、和紙に興味を持ってはいたのですがなかなか敷居が高かった。というのも、障子紙や襖紙はホームセンターで手に入るのですが一般の和紙というのはなかなか手に入りにくい。

 先日たまたまドライブしていて見つけたのが、身延町の西嶋和紙の里。

身延町西嶋和紙の里

店舗に入ると、和紙を使った小物や照明などが展示されています。奥の方には、ずらりと並んだ和紙の棚があります。

 和紙の百貨店とあるように、全国の産地から和紙を集めて販売しているらしく、たしかに膨大な種類が揃っています。

 これは、なにか作らなければ! とDIY魂に火が付いてしまった。

ということで、買ってきたのが西陣紙。華やかで扉の襖紙に使ってみようと思った次第。和紙の大きさは概ね60㎝✖90㎝。なので3枚をうまく繋いで貼ることになります。

 場所は寝室とDKの間の引き戸。よくある柄の襖紙が使われています。これを京風で豪華な和紙に張り替えます。

 今回使うのは壁紙を貼る道具一式。

 のりは適度な粘度になるように、水で薄めていきます。

 まずは、裏返した和紙に刷毛で塗って行きます。柄が透けているところがのりが塗られているところ。

 3枚の裏面にのりを塗り終えたらしばらく馴染ませます。

 まず一枚目は下の方から。鉛筆のマーカーに端を合わせて、刷毛でしっかりと押さえつけながら固着させていきます。

 一枚目が貼り終わったらこんな感じ。

 同じようにして2枚目を貼ります。一部は重なっています。

 3枚目は上端の境目をしっかりと押さえつけて。

 3枚が貼り終わったところ。

 周りのカットは枠の境目にカッター刃を当てながらスーと切って行く。上手く切れていると剥がれていきます。

 境目は定規を当ててカッターで切り、上の紙だけを剥がしていく。

 柄は合っていないのですが、あまり目立たないよう。

雲のながれに金の霧が舞っている様な景色。

 さて、出来上がりました。

引戸のひと張りなのですが、なんだか部屋が華やかになったような。

 和紙は面白い。いろいろと作りたくなりました。

ではまた。

宙に浮くCDラックを作る

 今回のDIYは”宙に浮く(ように見える)CDラックを作ります。DKにオーデイオセットを置いているのですが、なにせ床面積が狭いために工夫が必要です。スピーカは小型のを壁に取り付けています。

 ところで最近CDが増えてきたのでCDラックを作ることにしました。棚を作っても置き場所がないので、見渡して思いついたのが間仕切り扉の手前、ここに浮かせて固定すれば場所は空いているしジャマにならないし。

 ということで、場所はスピーカーの斜め下。扉が来るところ。鴨居と柱に固定すれば何とかなるさ! CDは軽いし!

 さっそく買ってきたのは、14㎝✖180㎝のパイン材。外枠にします。

 切り口が綺麗になるように、マスキングテープを貼ってからジグソーで切っていきます。

 棚板などは、在庫の木材をカットして、部品が揃ったところ。

 白木で作るので、一応磨いてから。組み立てて行きます。接着剤を付けたら。

 外枠は当て木をしてねじ止め。棚板は化粧釘でねじ止め。

 最後にベルトクランプで直角を出しながら、硬化するまで一日待機。

 あとは裏板を付けて完成。

 さて、取付は木ねじで3か所のみ。特に上側はしっかりと鴨居にねじ止めする。

 使い勝手はと言うと、CDプレーヤの直上で便利。場所も取らないので良いかも。

 このあとTVを持ってきて、それからPCの引き出し(前回の記事)を作ったりして、だんだんと充実してきました。

ではまた。