棲み家は森の中

富士山山麓の小さな山荘に棲み始めました。深い森の広がる静かな環境で生活をしていると、森の声が聞こえてきます。

浴室防水工事 防水塗装ー下塗り

 コンクリートの研磨の後、大雨が降ったりしたので工事を進めなかったのですが、先日から猛暑が復活、晴天が続いてきたのでいよいよ防水塗装に入ります。

 晴天続きで、コンクリートもいい具合に乾燥しています。

 まずは養生から。板壁の周囲から始めます。

 排水口の内側に塗料が回り込まないように丁寧に。

 ガスの元栓も。

 ひととおりの養生が完了。

 今回の防水塗料は、ホームセンターで見つけたグレーコートというものを使うことにしました。説明書きには、モルタル、コンクリートなどの防水用で外壁や屋根などに使われる耐久性の高い塗料とあり。アンダーコート、中塗り、上塗りの3層構造で特性を発揮します。しかも水性なので塗りやすく環境に優しい。

 そこで最初はアンダーコートから。

ところで塗布方法の説明には、塗布する面に直接アンダーコートをまき、ローラーで伸ばす。と書いてありました。刷毛は使わないのですね。

 取説に従い、トレイから直接に垂らして撒いていきます。

 それをローラーで伸ばしていきます。塗料がサラサラとしているので、意外と上手く行きます。コンクリートにさっと浸みこんでいく感じです。

コーナーから始めて。

 床の平らな部分にも広げていきます。コンクリートの表面の色が変化しているので判ります。

 排水口の周辺にも念入りに。

とにかく早い、さっさと撒いては広げ、撒いては広げです。

 あっと言う間に下地塗りが完了しました。約20分足らず。

 塗膜の状態を見ると、表面が光を反射して良さそうな感じです。

ではまた、中塗りにつづきます。

浴室防水工事 コンクリートの研磨

 さて、防水工事の初めはコンクリートの研磨からです。というのも、防水塗装により防水をする予定なのですが、そのためには表面に突起があると漏れの原因になるため、塗装の前になめらかに研磨する必要があります。

 特に、孔の開いていたところに防水セメントを打ち込んだ角部はごつごつしています。

 砥石を使って研磨します。

 平らな壁はサンダーを使って研磨します。

 平らな床もサンダーを使って研磨します。

 セメントで穴埋めしたところも研磨します。

 研磨したところは、手のひらで触って突起のないことを確認しながら、ただひたすら研磨します。

 排水口のパイプとの境目も注意しながら研磨します。

 写真も地味なので、受けないだろうなー。

途中で飽きてきて、結局2日掛かってしまった。

なんとか滑らかになってきました。

 研磨粉はふき取ったのち、掃除機で吸い取ります。

 これで研磨終了とする。

 最後は、水を勢いよく掛けながらブラッシングして、研磨粉を洗い流します。

 これで研磨工程終了。乾きを待ちます。

 以上、最後まで見ていただき、お疲れさまでした。

ではまた。

浴室防水工事 照明交換と換気口整備

 板壁塗装が終わったところで、以前から気になっていた照明の交換をしました。

入居して暫くたったころに気づいたのが照明のカバー、写真の様にガラス製のカバーで上側にひびが入っていました。たまたま掃除しているときに気づいたのですが、交換は簡単ではないので触らないようにして使っていました。

 さて、これから紹介する照明の交換には、2種電気工事士の免許または工事店への依頼が必要となります。私の場合は、山荘を購入したときに電気工事の必要性を感じたので、半年ほど勉強して免許を取得しました。

 仕事の最初は照明のスイッチまたはブレーカーをOFFにすることから始めます。つぎにガラスのカバーを取り外し、本体の固定ねじを緩めて裏返すと、ケーブルと機器の接続箇所が出てきたのでカットして取り外します。

 新しい照明の本体に、規則に従いケーブルを差し込み接続します。木ねじで板壁に取り付け締めつけると、裏面のパッキンで密閉されるようになっていました。

 プラスチック製のカバーを取り付け、照明SWをONにすると無事点灯しました。これで一安心。いやー、ガラスのカバーは割れて落ちてくるとケガするかも知れないので心配だったのです。

 つぎに、換気口の取り付けです。ねじは錆びないようにステンレス製を使います。

 新たに開閉棒を作って取り付けました。今までは、手では届かないし、奥のほうにあって閉めたままだったので、新たに作りました。

 これで完成と思い、開けたままで一晩たったところ、翌日には虫が入ってしまった。そうなんです、網戸がなかったのです。

 これは即DIYで対応せねば。

さっそく端材であった角材をカットし、塗装します。

 嵌め込み式なので簡単に作ることにして。接着剤とタッカーで枠を作成。

 網を大体のサイズで切って、これもタッカーで固定していきます。

 網を張りながら周囲を止めると完成です。

 出来上がったところで、換気口に差し込んで一番奥まで押し込みます。よかった、ぴったんこ。

 再び、カバーと開閉棒を取り付けて完成しました。

 これでようやく上半分の工事が終わりました。次はいよいよ、本題の防水工事に進みます。

ではまた。

夏の山野草

 このところ暑いですね。ここ富士山ろくでも昼間は暑くなります、最高で28℃位、森の中のためクーラー無しでぎりぎり過ごせています。

 今朝は散歩しながら、夏に咲く山野草の写真を撮ってきました。

写真は薄紫の花が連なっているマメ科の植物。フジカンゾウ

 全体はほっそりとした立ち姿。ひざ丈位。

 こちらはすっくと立つキリンソウの仲間。

 近づくと鮮やかな黄色の花が輝いています。

 足もとでは野イチゴの実が熟してきています。残念ながら食べてもそれほど美味しくはありません。

 こちらは遠目で見ると白い小花がまばらに咲いていて、あまり目立ちませんでした。

 ところが近づくと結構可愛い。

 さらに近づくと。なにやらもじゃもじゃの先っぽに白い小花が咲いているのが判る。

かたちが面白い。

 こちらは人の背丈ほどもある花。しかも、なにやら開きかけの様な。

 白い花が咲きかかっている。

 すぐとなりでは、蕾から花が出かかっている。こういう感じで変身するんですな。

 しばらく歩いてくると、日当たりの良いところで成長した姿を発見。

 先っちょの花の部分はというと。花火の様。

 接近すると白い小花は、さらに白い孫花に分かれて開いている。華やかです。虫たちも好みの様。

 さてこちらは足元に咲く黄色い鮮やかな花。きんぽうげの仲間かな。

 こちらは花と実(種)のそろい踏み。

 さいごに帰りの道すがら望む夏の富士山。いかにも暑そうにしていました。

 今日の山野草は近づいてみると造形がみごとで小花も奇麗だった。

ではまた。

浴室防水工事 板壁塗装

 いよいよ板壁の塗装にはいります。ところでペンキやニスなどは塗膜を作るので、もう少し浴室の無垢板に適した塗料はないものかと探していたところ、木肌一番というのを見つけました。技術説明をみると、白木の表面に塗膜を形成しないで木材内部への水の浸透を防止すると書いてあります。しかも木肌一番エコは水性で環境にやさしいということで、使って見ることにしました。

 使うのは刷毛と平バケ。受け皿に出すと塗料はかなりさらさらとしています。使用方法には、2回塗りで、一回目を塗ったあと2~5分後に二回目を塗る事とあります。と言うことは、面積が広い壁では1回塗ったら待たないですぐに2回目を塗る事を意味します。なので、壁の一面ずつを休みなしに塗っていくことにしました。

 塗り始めは角のところから普通の刷毛で塗っていきます。

 広いところは平バケでさっさと塗っていきます。かなり木目への浸透が早いので、こちらもつられて手速く塗っていきます。

 左一面が塗り終わったところ。右が白木部分。

 柱や鴨居、通気口も忘れないように。

 塗り終わった天井と壁。

 もっとも汚れの酷かったところのビフォーアフターは。

 水垢と汚れがとれてかなり奇麗になりました。

無垢の木肌が出てきたのが気に入っています。

ではまた。

浴室の防水工事 板壁磨き仕上げ

 浴室の防水工事の続きです。板壁の磨きをやっていましたが、木くずや埃が舞うので雨が降ると工事を休んでいました。このところ、天気も回復したので再開します。

moribito70.hatenablog.com

 研磨の前に、節孔が開いているところがあったのでパテで塞いでいきます。

 チューブから押し出して、その後ヘラで平坦化します。少しの凸凹は仕上げ研磨で均すことにしました。

 上の方に通風孔があったので、ここも取り外してみると埃と蜘蛛の糸でかなり酷かった。とりあえず拭いた後で研磨します。

 さて、仕上げの研磨は、#400の布やすりを使います。寸法でカットしてサンダーに取り付けます。

 サンダーで届かない狭いところは、スポンジに布ヤスリを巻いて手研磨していきます。

 仕上げ研磨のあとは、木くずをウエスを使って拭き上げています。かなり細かな粉が付いているのが判ります。これを忘れると塗装で固着してしまうので要注意。

 全面の研磨とふき取りが終わったら、ようやく塗装の準備の養生です。面倒ですが縁をキチンと張り付けて、水道蛇口、換気口、ガス釜の排気口などをカバーしていきます。

 ここまで結構時間が掛かりました。つぎはようやく塗装となります。

ではまた。

雨あがりに咲く山野草

 今朝、目覚めたら、久しぶりに陽の光が射していました。早起きをして散歩に出かけたところ、森の植物たちも気持ちよさそうにあちこちで咲いていました。季節の変化と共に、花咲く山野草も移り変わっていきます。

 岩陰に咲くナデシコ科の花。

 こちらはキク科のヨモギ

 1m以上はある白い花。近くで群生している。目立つので昆虫も寄ってくる。

 足もとに咲く山野草は、ホタルブクロ。良い名前です、蛍が寄ってくるのかな。

 イチゴの花、あちこちに咲いている。

 よっぽど旨いのか、夢中で首を突っ込んでいる。

 鮮やかな黄色い花は、ダイコンソウ。

 こちらはオダマキ

 花の形に特徴がある。

 白い小花が球状に咲く。イケマとかガガイモとか言うらしい。

 星形の小花が美しい。昆虫も寄ってくる。蟻の姿も。

 これは何だろう。白い小花が連なって奇麗です。

 いろいろな山野草が咲いていました。

ではまた。