棲み家は森の中

富士山山麓の小さな山荘に棲み始めました。深い森の広がる静かな環境で生活をしていると、森の声が聞こえてきます。

浴室の防水工事 板壁磨き

 先日の防水セメントがこのところの暑さで乾燥が進んできましたので、つぎの工事に進みます。

 

moribito70.hatenablog.com

 入居時から気に入っていたのが浴室の無垢の板壁です。ユニットバスではなく自然素材が使われていました。ただ年月が経っていたので汚れが目立っていたのが残念でした。この際なので床の工事の前に、板壁の汚れを落として保護塗装を施すことにしました。

 板壁の表面は水垢とカビなどでかなり汚れが目立っています。

 調べていくと、板壁に塩素系の強い洗剤は木材を痛めてしまうと書いてあったので、比較的優しい薬品や洗剤を使って調べてみることにしました。候補は、写真の左から、洗濯用粉石鹸、クエン酸(弱酸性)、重曹(弱アルカリ)の3種類です。いずれも濃い目に調合して、スプレーで吹き付け、スポンジで拭き掃除をしてみました。スポンジには汚れがついて黒く見えています。

 つぎの写真はスポンジで磨いた後の板壁の部分。こころなしか、真ん中のクエン酸が良さそうに見えます。ちなみにクエン酸は炊事場や風呂場などの水垢を取るために推奨されている薬品です。クエン酸は食品(柑橘類)にも含まれている安全な薬品で安心して使えます。

 そこで一面をクエン酸でスプレーしスポンジで汚れ落としをしてみました。

 スポンジには汚れが取れているのが判ります。

しかし、この方法はかなりシンドイ上に、時間が掛かる。その割には仕上がりがイマイチ。で、このまま進めるのは断念しました。

 次に試したのは、サンダーで表面を薄く削り取るというもの。水垢、カビなんでも薄く削り取ってしまえと言うわけです。板壁だからできる方法です。

 つかったペーパやすりは#180番(中目)と#360番(細目)。#180で磨き、#360で仕上げます。まずは一部を磨いてみて仕上がりを見てみます。

 

 写真の左側が磨く前の状態で右側が磨いた後の状態。汚れは取れてかなり奇麗になり木目も出ています。ようやく、これで方法は決まりました。

 まずは、クエン酸でスプレーして、軽く汚れをふき取ります。

 そのあと、サンダー#180番で磨きます。

 天井はかなり厳しい。姿勢がままならず、ある程度の力を入れないと削れません。

 それから格闘すること数時間。天井と壁の研磨が完了しました。

 水垢、カビが取れて、結構奇麗に仕上がりました。

あとに残ったのは、ちょっとした筋肉痛。

ではまた。