棲み家は森の中

富士山山麓の小さな山荘に棲み始めました。深い森の広がる静かな環境で生活をしていると、森の声が聞こえてきます。

森からの訪問者

 昨日の朝、いつもの様に障子を開けてベランダを見ると、もぞもぞと小さな虫がうごめいていました。

 よく見ると仰向けに腹を出して寝っ転がっている。

 のではなく、起き上がろうとしてもがいているらしい。右へ向いたり左へ向いたりしてなんとかしようとしているが、足の構造上無理みたいな。

 なので、ちょっと手伝ってやろうと、足を指で引っ掛けコロッと転がすと上手く返りました。しばらくはそのままの姿勢でほっとしたのか休んでいました。長い間苦闘していたので疲れ切ったのでしょうか。

 しばらくすると落ち着いたらしく、頭をさげてお礼をされました。いやー、大したことはやっていないんですけどー。

 その後どうするのか眺めていましたが、飛ぶ元気はないようです、ちょっと後ろ足の調子も悪い様子。なので、心配になりちょっとつついて見ました。

 いやー、びっくり、頭をあげて威嚇してきました。そこでさらに息を吹きかけると。

 向かって来ました。結構、気が強そうな面構え。これなら、大丈夫と思い、ほおって置きましたら、30分も経つといなくなっていました。

 無事復活して旅立ったようです。

あとで調べると、ミヤマクワガタでした。いやー面白かった。

ではまた。

浴室の防水工事 板壁磨き

 先日の防水セメントがこのところの暑さで乾燥が進んできましたので、つぎの工事に進みます。

 

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 入居時から気に入っていたのが浴室の無垢の板壁です。ユニットバスではなく自然素材が使われていました。ただ年月が経っていたので汚れが目立っていたのが残念でした。この際なので床の工事の前に、板壁の汚れを落として保護塗装を施すことにしました。

 板壁の表面は水垢とカビなどでかなり汚れが目立っています。

 調べていくと、板壁に塩素系の強い洗剤は木材を痛めてしまうと書いてあったので、比較的優しい薬品や洗剤を使って調べてみることにしました。候補は、写真の左から、洗濯用粉石鹸、クエン酸(弱酸性)、重曹(弱アルカリ)の3種類です。いずれも濃い目に調合して、スプレーで吹き付け、スポンジで拭き掃除をしてみました。スポンジには汚れがついて黒く見えています。

 つぎの写真はスポンジで磨いた後の板壁の部分。こころなしか、真ん中のクエン酸が良さそうに見えます。ちなみにクエン酸は炊事場や風呂場などの水垢を取るために推奨されている薬品です。クエン酸は食品(柑橘類)にも含まれている安全な薬品で安心して使えます。

 そこで一面をクエン酸でスプレーしスポンジで汚れ落としをしてみました。

 スポンジには汚れが取れているのが判ります。

しかし、この方法はかなりシンドイ上に、時間が掛かる。その割には仕上がりがイマイチ。で、このまま進めるのは断念しました。

 次に試したのは、サンダーで表面を薄く削り取るというもの。水垢、カビなんでも薄く削り取ってしまえと言うわけです。板壁だからできる方法です。

 つかったペーパやすりは#180番(中目)と#360番(細目)。#180で磨き、#360で仕上げます。まずは一部を磨いてみて仕上がりを見てみます。

 

 写真の左側が磨く前の状態で右側が磨いた後の状態。汚れは取れてかなり奇麗になり木目も出ています。ようやく、これで方法は決まりました。

 まずは、クエン酸でスプレーして、軽く汚れをふき取ります。

 そのあと、サンダー#180番で磨きます。

 天井はかなり厳しい。姿勢がままならず、ある程度の力を入れないと削れません。

 それから格闘すること数時間。天井と壁の研磨が完了しました。

 水垢、カビが取れて、結構奇麗に仕上がりました。

あとに残ったのは、ちょっとした筋肉痛。

ではまた。

森の植物たち

 このところ昼間はかなり暑いですが、我が家はクーラー無しで暮らしています。夜になると涼しくなるので寝れるのが有難いです。

 この暑さで植物の方はどうかなと、今朝早く森の中を散策してきました。

足元には野イチゴの花があちらこちらにたくさん咲いていました。

 なかには蜜蜂のすがたも。

 こちらは実が育っています。もうしばらくすると赤く熟して食べごろになります。

 こちらは、姫ウツギの花。ちょうど見ごろになりました。

 すっかり大きく育ったゼンマイ。湿気が多い森の中は居心地がいいのでしょう。

 マムシグサの現在のすがた。鎌首が変化して。

 実をつけていました。

 森の中も季節が進んでいます。

ではまた。

浴室の防水工事

 今週に入ってから熱波が来て恐ろしく暑くなりました。まだ6月なのにこの暑さだとこれからどうなるのかな!

 ところで、わが棲み家は標高が1200mの森の中にあるため温度が抑えられています。首都圏と比較して平均で10℃ほど低く、河口湖と比べても5℃程度は低めです。冬の寒さと引き換えに夏はすごしやすい。しかーし今日の午後はついに28℃になりました。

 さて浴室の防水ですが、まずは四隅の隙間を防水セメントで埋めることから始めます。

 セメントを打つ前に霧吹きで湿らせます。水分がないと密着しませんので忘れないように注意です。

 隙間のあったところには指で押し込んでいきます。

 全体をへらで均しながら整えていきます。

 写真は、周りの角の部分に防水セメントを打ち終わったところ。

 これで乾燥するまでの間しばらく待ちます。

防水セメントだけではまだまだ安心できないので道のりは長いです。

ではまた。

浴室からの水の浸みだし

 かつて浴室の排水管のまわりから水がじゃじゃ漏れしていたのに気づいて修理をしています。

 

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 このときの修理はうまくいき水漏れも収まり、しばらく気持ちよくお風呂を使っていました。ところが、ある晴れた日に外から風呂場のあたりを観察していると、ちょっと変なことに気づきました。基礎のコンクリートにシミが出来ています。しかも2~3日風呂を使わないでいると乾燥してシミが消えていました。どうやら水が漏れている。量は多くはないが漏れているのは確からしい。

 さてこれから再び浴室の水漏れの調査の始まりです。ちょっと気が滅入ります、やはり水漏れの修理はDIYでやるにはかなりハードルが高いのです。

 もう一度浴槽を持ち上げ点検の開始です。実は、以前の工事の時コンクリートのひび割れしていたところにコーキングをしていました。多分そこであろうと目星をつけ、とりあえずコーキングの剥がしを行いました。

 砥石を使い、磨きながら剥がしていきます。

すると壁の立ち上がりのコーナーの部分に亀裂が! よくみると怪しい箇所がほかにも。

 これが原因だということで、さらに浴室全体にサンダーを掛けコンクリートの磨きと掃除を行いました。

 写真は全体のサンデイングが終わったところ。積年の汚れが落ちて奇麗になりました。

 これが始まりで、さて本格的な防水工事をどうするのか?

ところで風呂が使えない時はどうしてる? 

温泉に浸かりに行きます。天気が悪いときは面倒なときもありますが気分は最高です。

 なので焦らずに、ゆっくりと水漏れ修理に取り組みます。

ではまた。

梅雨の晴れ間 大石公園

 昨日の朝は予報で晴だったので久しぶりに河口湖の大石公園へ行ってきました。

 早朝の大石公園は人も少なくゆったりと散策ができました。ところで富士山は見えていますが、上空には厚そうな雲が広がっています。

 ラベンダー越しの河口湖の湖面は静な佇まいです。

渡り鳥も旅立ってしまい見かけません。

 水際に群生している葦。足元にはヨモギが。

 花壇に咲く花たち。あまり見ないような草花が元気に咲いています。

 10時になるとバラ園も開園になります。このころになると雲も薄くなってきました。

 色とりどりの花が咲き誇っています。バラは何といっても華やかです。この公園は素晴らしくよく手入れされています。

 こちらは公園に隣接した小さな店舗街のハナテラス。デザインされた散策路は自由に歩くことが出来ます。入り口のアジサイはまだつぼみ。

 なかには小川や小道も。

 草花を堪能しているうちに、すっかり晴れてきました。

 今朝は梅雨の合間に、いい気分転換になりました。

草花をみると元気をもらえます。

ではまた。

けさの野草たち

 ここ2~3日は梅雨の合間で森の中にも薄日がさしていました。今日の朝早く、目が覚めた時には外も明るくなっていたので、久しぶりに散歩をしました。歩いていくと道端や下草の脇に黄色や白色の野草たちが咲いていました。先日の雨の続いていた中では咲いていなかったので、梅雨の晴れ間をみて急いで咲いたような!

 歩き始めで見つけた、斜面に咲いていた花。その名は、ふたりしずか(二人静)、良い名前を付けてもらってます。

 足もとに咲いている白い花。シロツメクサ白詰草と書くらしい。

 たった一輪で咲いていた、たんぽぽ。梅雨の前の暖かいときには沢山咲いていたのに。咲き忘れていたんですかね。

 ヨモギ。今朝はあちこちで咲いています。群生も。

 こちらは低木のココメウツギ(小米空木)の花。

 まだつぼみ。どんな花が咲くのだろうか?

 日当たりの良さそうなところに咲いていた黄色い花、多分マメ科の植物。

 足もとに咲いていたかなり小さい花。何だろう?

 フウロソウの仲間。

 この紫の大きめの花は、ムラサキツユクサ

 いずれも自然の中で、元気に咲く山野草たちでした。

追伸

 野草のなまえについて。最近、花のなまえにも興味を持ちだしたので検索しながら歩いています。そのため、ほぼ確実なのとまだ不確定なものや、科、属の種類までのものなどがありますので、ご了承のほど。

ではまた。