棲み家は森の中

富士山山麓の小さな山荘に棲み始めました。深い森の広がる静かな環境で生活をしていると、森の声が聞こえてきます。

縄文のビーナス

 先日ノートPCが故障してしまい。しばらくの間メールやブログの更新も出来なくなってしまいました。幸いにも機構部分の故障だったので、分解するためのマニュアルを取り寄せて、何とか復帰することが出来ました。

 と言うことで久しぶりの記事は、先月の後半の旅のお話。天気のいい日が続いていたので、しばらくぶりに八ヶ岳高原から蓼科へ車中泊の旅をしてきました。小淵沢の道の駅で一泊したのち(結構寒かった)、八ヶ岳南麓をドライブして向かったのは、尖石縄文考古館(とがりいし)です。ここは中部地方の縄文遺跡のなかでも展示が充実しています。なかでも縄文のビーナス仮面の女神は国宝に指定されていて、まじかに見ることが出来ます。

茅野市尖石縄文考古館 - 茅野市ホームページ

八ヶ岳南麓の快適なドライブを楽しんで。

 着いたのが茅野市尖石縄文考古館。

 中に入ると早速この博物館のお宝(国宝2点)が展示してある部屋が目の前に。

 入り口の手前に展示してあるのが縄文のビーナス。まじかにじっくりと見ることが出来ます。デフォルメされた女性の像。見ていると不思議と違和感なく感じられてきます。

発掘された当時の写真も展示されています。大きな損傷もなく、ほぼ完璧な状態で発見された、縄文時代中期、約5000年前の土偶です。すごい!

 こちらは仮面の女神。うーん仮面の表情がなんとも言えませんね。チトとぼけた感じ。服の模様や足のどっしり感が良いですね。

 横から見ると確かに仮面です。

 こちらも発掘された時の写真。

 国宝の指定書というものがあるんですね。

 さてこちらは土器の部屋。大型でダイナミックな形状の土器がたくさんあります。

 こういう壺や。

 こういう柄の壺もあり。

 多種多様。

 単純な繰り返しとは違って変化もあり。現代に持ってきても使えそう。

 このタイプ、縄文のフチ子とでもいうのかな。これは大の好みです。

 表情がいいし。

 うしろの方までちゃんと作ってあります。

 外に出ると、縄文集落の展示場があり、森の中で青空に映えていました。こんな感じで生活をしていた。快適そう!

 帰りに振り返り見た八ヶ岳の景色。右側にそびえる赤岳から左側の天狗岳への山並。

 こちらは左側の蓼科山から北八ヶ岳の峰々。

 とにかく広々としていて、空が広い。縄文人も最高の景色の中に棲んでいました。

ではまた。