棲み家は森の中

富士山山麓の小さな山荘に棲み始めました。深い森の広がる静かな環境で生活をしていると、森の声が聞こえてきます。

南アルプス市のふるさと文化伝承館

 今回は、南アルプス市にある縄文遺跡の博物館、ふるさと文化伝承館を見学したときの話です。精進湖からトンネルを抜け、左の方へ分岐して南アルプス市の方へ向かいます。途中の渓谷沿いの快適な道を降りていき、開けてきたところにでると南アルプス市になります。目的地の文化伝承館は、幹線道路から分岐してさらに奥に入ったところにありました、かなり判りにくいところです。係りの方に聞くとやはり苦労した人がいるらしい。

 さて、ようやくついた入り口。入館料は無料です。説明員の方もいて案内してもらえます。

 2階が縄文遺跡の展示室になっていて、入るとすぐに、この博物館のマスコットの土偶、ラビィに出会います。

ほぼ完全な形で発掘された土偶。妊婦さんの像で、造形に安定感がある。

 横からみると、孔が空いています。中は中空になっている。

 後ろ姿。服の模様もしっかりと彫り込まれています。

 CTでの観察により構造や作り方まで解かってきた。目にはベンガラで赤く塗られた痕があるそう。古代人の化粧なのかな。

 こちらは、人体文様付有孔鍔付土器という長い名前を持っている。

最近公募で愛称が決定したらしい、「ピース」くんと名付けられている。なるほど、表情がいかにも優しい。

 なんとも言えず、良い表情をしています。

 土器も沢山あります。右の展示されている土器に近づいてみると。

 こちらの土器にはふちに乗っかっている、小さな顔がいい。

 後ろから見ると丁寧に作られているのが判る。

 ほぼ全体が復元された土器類。

 こちらは破片を繋ぎ合わせてなんとか形を作ったもの。

 なにか叫んでいる様な。

 こちらはカエルをモチーフにした土器。

 こちらはイノシシだそうです。いずれも食料にしていたのでしょうか。

 縄文土器は、博物館によって違いもあり、マスコットもありで面白く、楽しませてくれます。

ではまた。