棲み家は森の中

富士山山麓の小さな山荘に棲み始めました。深い森の広がる静かな環境で生活をしていると、森の声が聞こえてきます。

無垢の羽目板を張る

 このところ、パネルを作ったり、排水桝の修理をしたりと忙しくしながらも、洋間6畳の断熱対策は進めていました。

今回は、前回の続きで断熱材の上に、無垢の羽目板を張っていきます。

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 はじめに窓の下側からパインの羽目板を張っていきます。

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 手順は、羽目板の掛かる桟の上にボンドを塗布、羽目板を長さにカットし、位置決めしたのち、釘で固定する。の繰り返しです。

 初めの一枚は、下端を隠し釘で打ちつけ固定します。隠し釘の頭は、ボンドが乾いてから木片を使い横から打つと飛んでいきます。

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 羽目板の上端は、次の板を嵌め込むためのサネの凹部になっています。その内側部分に斜めにくぎを打ちこみ、最後はポンチで打ち込んでいきます。

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 つぎの羽目板を、定規を当てながら直角にジグソーでカットしているところ。

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  羽目板のくる位置にボンドを塗布する。

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 前の板のサネの凹部に、凸部を差し込み入れ込む。釘を打ちとポンチで打ち込む。

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 これを繰り返していくと、次第に板壁が出来てきます。斜めにならない様に補正しながら続けていきます。

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 さてようやく、窓側の一面が出来たところです。

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 以上繰り返していき、障子2面分の板壁がもう少しで出来るところまできました。

こちらの面は無垢の杉板を使っています。ところが、ここで材料がなくなってしまい。3枚分を買ってくるまで、一時停止となりました。

残念!

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 左側の壁も無垢の杉板を張っています。中央の部分は、在庫であったケイカル板を張ってあり、あとで珪藻土を塗る予定です。

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 工事も大分、進んできました。もう少しです。
ではまた。

排水桝の修理

 我が家のキッチンからの排水は、いったん排水桝で受けてごみなどを沈殿させたのち、再び排水管(塩ビ管)へ流し浄化槽へと送り出しています。この排水桝と塩ビ管のつなぎ目となるコンクリート部分に大きな孔が開いていました。気づいたきっかけは、排水桝の傍の地面がいつも湿っていたことでした。蓋を開けて点検したところコンクリートの継ぎ目部分が劣化して、隙間が開いていました。キッチンの排水はその隙間から地面に漏れ出ている状態でした。修理するには、少し暖かくなってからと思い、しばらく気にしながらも使っていました。

 このところ、ようやく雪が溶けて、暖かくなってきたので修理に取り掛かりました。

排水桝の孔が広がって、すかすかに成っています。これでは下の地面にじゃじゃ漏れ状態です。

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 孔の修理の前に、まずは排水管を固定して動かないようにする必要があります。いままでは地面に置いてあった状態で、とくに排水桝の近くは漏水の影響で浮いていました。

 排水管に沿って煉瓦で枠を作り、路盤材の砕石を排水管の下に詰め込んでいきます。

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 補修に使ったのは水中エポキシという材料です。濡れたところや水の中でも固まるエポキシで、用途は下水管、水路目地の補修に使う充填接着剤と書いてあります。

2液性なので、等量を混ぜて使います。

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 粘土が高く、硬い水あめ見たいな感じです。

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 外側と内側の両面から充填していきます。

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 最後は、粘土のように表面を整えて固めています。

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 翌日、水を流してみたところです。排水管のところまで水が溜まっています。水漏れはないようで、無事塞がったようです。

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 そのあと、接合部に砕石を積んで動かないように固定したら完成です。

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 今回のを含めて、寒冷地で年月の経った家(30年以上)は、凍結を繰り返すために水回りが劣化しています。まだまだ浴室と洗面が残っているので、補修が必要なんだろうな~。

 お陰で、いろんな技は経験できるけど。

ではまた。

パネル作り デザインその2

 USA製のカットクロスを使ってのパネル作りの2回目です。前回より写真を多く撮ったので解りやすくなってます。

一回目はこちら。

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 今回の生地は、フラミンゴです。写真は部品となる合板4mm厚と枠木15mm角で、出来上がりサイズは30✖35cmとなります。

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 まず枠の角棒にボンドをつけます。

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 タッカーで枠を合板側から留めていきます。このとき枠が反っていたりするので、浮かないように押さえつけながらタッカーで固定します。

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 枠の4本を固定したあとに、表側から撮ったところ。

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 つぎに、クロスを張っていきますが、ここも布地をぐるっと裏まで回した後、タッカーで留めていきます。布地を引っ張ってたるまないようにしながら固定する要領です。

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 角は、たたみながら曲げ重ねてタッカーを使っていきます。

これで布貼りは完成です。柄の関係で、横長のパネルになりました。

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 最後に、吊るすための金具を木ねじで留めています。

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 ところで作ってみたところ、折じわが少し残っていたので、アイロンで伸ばしたら上手く行きました。

 廊下に前回のパネルと並べてみたところです。ピンクのフラミンゴが歩いています。

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 とても簡単に出来て、雰囲気が変わります。

ではまた。

壁の断熱材張り その2

 桟うちが終わったところで、断熱材をカットして張っていきます。

断熱材はスタイロフォームを使います。ホームセンターにあり、青色のしっかりした固い材料で、厚さにも種類があります。今回は桟の厚さに合わせて、30mmのものを使います。定規に合わせて、何回か切れ目を入れながらカッターでカットしていきます。

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 カットした断熱材を桟の間に入れていきます。このとき、桟の間隔を当て木で合わせていたのが効いてきます。隙間も小さくスムーズに嵌め込むことができます。

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 桟に断熱材を固定するのと、隙間からの冷気を塞ぐために、念のためテープで固定していきました。

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 一面を張り終えたところ。

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 3連障子の上にも入れています。

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 ここまで来ると、室内の温度が感覚として柔らかくなった感じ。凍結するときのキーンとした冷たさが和らいだような感じがしてきました。

 つぎは、無垢の羽目板張りですが、現在進行中。

ではまた。

壁の断熱材張り

 冬期の対策が成されていない、標高1200mの山荘はかなり寒くなります。室温は、朝には外気とほぼ近くなり、時には氷点下になります。

 越冬のために、できるところから対策を進めています。まずは6畳の和室=寝ているところ、を畳から断熱処理をしたフローリングへリフォームし、2面あったカーテン窓を障子に変更してきました。

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 現在、進めているのは壁の断熱と羽目板張りです。石膏ボードの上に砂壁が塗られた和室の壁に断熱材を張っていき、その上に無垢の羽目板を施工する予定です。

 まずは砂壁の一部が崩れているところを補修します。粘土みたいなパテを使って塞いでいきます。窓の上2か所にあった崩れを補修しました。壁が斑点状になっているのは

砂壁の強度を増すためのスプレーを吹き付けた跡です。工事で砂が落ちてくるのを防ぎます。

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  次に桟となる30✖40㎜の角材を木ねじで固定していきます。石膏ボード用のねじを使うと良く効いて固定することが出来ました。等間隔で固定するため、長さでカットした角材を当てて止めていくと楽に施工が出来ます。

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 窓の正面と左面に桟うちが終了したところです。

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 つづく。

ではまた。

パネル作り

 大雪の後、しばらく本拠地へ帰っていました。ワクチンの三回目の接種と、確定申告の提出を済ませてきました。

 今週に戻ってきての最初のDIYは、カットクロスを使ってのパネル作りです。

ときどき「ゆざわや」に布地を見に行くのですが、先日USA製のカットクロスがワゴンに一杯置いてあり、よく見てみると洒落た柄の布地が色々と混ざっていました。

 ユニークで好みのデザインがありましたので、何点か買ってきました。サイズは50㎝✖35㎝でパネルに張って飾るのにちょうど良い大きさです。

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 まずは、パネルの基板を作ってみました。サイズは30cm✖35㎝で、合板と枠となる角棒をカットします。それから、枠の角棒を合板にタッカーで止めていくと、基板は完成です。

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  つぎに、布地を基板に巻き込んで、タッカーで止めていきます。吊るすための金具を取り付けるとパネルが完成です。

意外と簡単にできました。

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 さっそく廊下に取り付けて見ました。

何もなかった殺風景な廊下が、華やかで洒落た雰囲気に変わりました。

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 プチDIYですが、雰囲気はかなり変わるので、残りの布地もパネル化しようと思います。

ではまた。

雪の大石公園

 大雪の降った翌日、買い出しにでたときに河口湖の様子を見に行きました。

途中の下り道はところどころに雪が残っており、スタッドレスでも少し滑る感触があります。国道沿いは雪も溶けていて、天気も良く別世界です。

 久しぶりの温泉でゆったりしたあと大石公園まで足を延ばしてみました。

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 湖面には薄氷が張っています。

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 野鳥がいたので写真を撮っていると近づいてきます。こちらを見ながら餌を探しているようです。

どこかカメラ目線のような。

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 夕方には人も少なく、大石公園もいつもと違う景色です。

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ではまた。