我が家のキッチンからの排水は、いったん排水桝で受けてごみなどを沈殿させたのち、再び排水管(塩ビ管)へ流し浄化槽へと送り出しています。この排水桝と塩ビ管のつなぎ目となるコンクリート部分に大きな孔が開いていました。気づいたきっかけは、排水桝の傍の地面がいつも湿っていたことでした。蓋を開けて点検したところコンクリートの継ぎ目部分が劣化して、隙間が開いていました。キッチンの排水はその隙間から地面に漏れ出ている状態でした。修理するには、少し暖かくなってからと思い、しばらく気にしながらも使っていました。
このところ、ようやく雪が溶けて、暖かくなってきたので修理に取り掛かりました。
排水桝の孔が広がって、すかすかに成っています。これでは下の地面にじゃじゃ漏れ状態です。
孔の修理の前に、まずは排水管を固定して動かないようにする必要があります。いままでは地面に置いてあった状態で、とくに排水桝の近くは漏水の影響で浮いていました。
排水管に沿って煉瓦で枠を作り、路盤材の砕石を排水管の下に詰め込んでいきます。
補修に使ったのは水中エポキシという材料です。濡れたところや水の中でも固まるエポキシで、用途は下水管、水路目地の補修に使う充填接着剤と書いてあります。
2液性なので、等量を混ぜて使います。
粘土が高く、硬い水あめ見たいな感じです。
外側と内側の両面から充填していきます。
最後は、粘土のように表面を整えて固めています。
翌日、水を流してみたところです。排水管のところまで水が溜まっています。水漏れはないようで、無事塞がったようです。
そのあと、接合部に砕石を積んで動かないように固定したら完成です。
今回のを含めて、寒冷地で年月の経った家(30年以上)は、凍結を繰り返すために水回りが劣化しています。まだまだ浴室と洗面が残っているので、補修が必要なんだろうな~。
お陰で、いろんな技は経験できるけど。
ではまた。