棲み家は森の中

富士山山麓の小さな山荘に棲み始めました。深い森の広がる静かな環境で生活をしていると、森の声が聞こえてきます。

野鳥の水浴び場をつくる

 先日のこと。我が家のベランダの下に野鳥の水浴び場をつくってみました。すると、はやくも翌日の昼頃には、シジュウカラが群れて(5~6羽)来ているのに気づきました。というのも、なにげに窓を開けた時に、飛び立つ羽音に驚いて見つけたものです。 

 まあー、水浴びしてるのを見たわけではないのですが、野鳥たちが水浴びが好きなのは確かなようです。

 ところで、この話のはじまりは。

庭に出てカラスの行動を観察していた時のこと。しばらくじっとしていたら、人がいるのに気づかなかったのか、屋根からベランダの手すりにまで降りてきて、物色をしていた、そのうちに何もないと思ったのか。 近くにあるブナの木の方に飛んで行き、何かをついばんでいました。

 このときカラスが止まっていた場所は、写真のブナの木の根元。二股に分かれているところ。

 あとで近づいて行ってみると、根元に洞(ホラ)が出来ており、水が溜まっている。

どうもカラスはこの水を飲んでいたらしい。

 ということで、思いをめぐらせると。

この富士山麓は火山の地質で出来ているので、山腹には水の流れはなく、雨水や雪解け水は地中に浸透していきます。いわゆる小川とか泉はありません。なので多分、鳥や鹿などの生物にとっては、水は貴重なものとなっていると思われます。

 そこで、思いついたのが、野鳥の水場を作れば、鳥たちが集まってきて観察できるかも❣ ということ。

 調べてみると、水浴び場の深さは2~3cmくらいが適当で、地面から離れていたほうが良いとのこと。

 我が家に丁度良いものがあった。使われずに置いていた古いバーべキューセット。それを組み立てて水を張って見たところ。

うーん。なんか良さそう。

 場所は、建物の基礎の近くで、赤松の大木のそば。観察するのに適している。

 これで、しばらく様子をみます。

ではまた。