棲み家は森の中

富士山山麓の小さな山荘に棲み始めました。深い森の広がる静かな環境で生活をしていると、森の声が聞こえてきます。

和室の壁断熱工事

 今日は急に寒くなってきました、昼になってもマイナスのまま、いわゆる冬日です。このような日々が続くと、さすがに寒さ対策を優先してDIYを進めることにしました。今年のメインは和室の断熱工事です。まずは手始めに一画の壁を断熱して、パインの無垢板を張って行きます。

 和室の場合には、畳と干渉しない様にすると、断熱材の厚さは4㎜で、その上にパインの羽目板12㎜を張るとギリギリとなります。薄くても熱の伝導を切るという意味では効果があるだろうと考えてはいるのですが。薄いダウンジャケットでも着ると暖かいですからね。

 モスグリーンの砂壁で囲まれた和室は、印象が暗く、冬になるとかなり冷え込む部屋でした。これを木に囲まれた暖かい部屋にリフォームしていきます。

 まずは、4㎜のベニヤを切って桟を打って行きます。接着剤を付けて。木ねじで下地の間柱に止めていきます。約1畳分の広さに、3本の桟を取り付けます。

 コンセントも取り外して、ケーブルにテープを巻いて準備は完了。

 4㎜厚のSLIMと言う断熱材を使います。しっかりした材料なのでカットし易い。

 壁面に接着剤を塗って張り付ける。接着剤は在庫処分で色違いで。

 2枚目はコンセントの穴を開けて、接着剤を塗ったところに。

 押さえつけて貼り付けると、断熱材の貼付けは完了です。

これだけでも暖かくなりそうな予感。

つぎは羽目板張りです。

ではまた。

洗面台をリフォームするーその5

 さて洗面台のリフォームも最後、排水管を取り付けます。

最初は、以前の部品を使い元に戻したところ。水漏れが発生してしまった。といっても隙間からの滲み出しなので、原因をつかむのが大変でした。

 対策としては、まず組合せの部品を磨いてつるつるにしたり、パッキンを点検したりしても、なかなか直りません。そもそもパッキンが4か所もあり漏れの場所が判りにくい。

 しばらく悪戦苦闘したのですが直りません。作戦をかえてホームセンターへ行くと、部品のセットが販売されていました。写真左のオール金属製の排水口です、しかもパッキンも付属している。 

 早速購入し、取り付けます。もぐりこんで部品を組み立てる。水受けの部分も新品でピカピカに。

 ところがこれでも直らず、しばらくすると滲み出して水滴となって落ちてくる。こまったー。ここでしばらく作戦タイム。というか打つ手がない。

 そのうちに思いついて、プロショップにいくと、洗面器のパッキンで2重パッキンと言うものが売られていました。写真の左が従来品、右が2重パッキン。嵌めてみるとかなり分厚い。これは良いと思い。

 さらにシールテープも巻いて、万全だと思い、組み立てるも。

 これでやっても水は漏れてきました。ここらで、ようやく原因らしきことに気づきます。どうやら、陶器鉢のカーブと金属排水口のカーブがあっていないかも!するとパッキンを直しても漏れてくる可能性があるということに。

 そうだとすると、排水部品を以前のプラスチックに戻して、厚いほうの2重パッキンを使ってみることにしました。もう一度、分解してプラ部品に交換。よくみると締め付けたあとでも、黒いパッキンが隙間から見えている。シールされている証拠です。金属の時には見えていなかった。

組み立て直します。もう何回目か判りません。

 しばらく様子を見ると浸みだしもなく、乾燥していました。

これで、なんとか完成にこぎつけました。

 ふー、久しぶりに大変でした。

規格にあった部品でも細部は異なるということ。こういう事もあるので古い部品も取って置いて良かった。特に水回りには注意ですね。

ではまた。

洗面台をリフォームするーその4

 12月に入りここ富士山麓では、朝方の気温は室内で2-3℃となってきました。しばらくぶりの記事は、洗面台リフォームの続きです、思いのほかに時間が掛かりました。一応の完成まではスムーズに行ったのですが、水漏れそれも滲み出すような水漏れであれこれやっていて時間が掛かりました。

 ところで前回は足の付いた台の上に洗面器を取り付けた所まででした。

 つぎにやったのは、使い勝手のいいように籠の取り付けです。そこでレール用の材木を作ります。切って塗装すると。

 高さを決めて2本を取り付けます。

 そこに我が家で使わないで取っていた籠(かなりしっかりしていた)を入れ込むとそれらしくなりました。再利用とは見えません。

 もうひとつは、雑巾掛け。これも木材を塗装して取り付けます。

 さて最後の仕上げは、洗面器の周りに防水用のシリコンバスボンドをコーキングします。まずはマスキングテープを貼って。

 バスボンドをチューブから塗布していきます。多少凸凹していても大丈夫。

 その後、付属のヘラを使って均して行くと、先端のカーブで綺麗に整形されていきます。

 ひと通り塗布し終わると、乾かないうちにテープを剥がしていきます。

 その後シリコンが乾燥して固まるまで一日ほど待機。

 これで一応、外観が完成しました。

 つぎはいよいよ排水管の接続となります。

ではまた。

洗面台をリフォームするーその3

 さて洗面台リフォームの3回目。今回は洗面台の足を作っていきます。

まずは、足となる材料は、2✖4材と30✖40㎜の角材。それと面材として1✖4材を使います。足の長さは70㎝にして、使い易い高さを目指します。

それぞれカットして、部品が揃ったところ。

 これらをサンダー掛けして研磨。

 つぎは塗装です。今回は水性ニスのマホガニーを使います。こういうところで使ってみて、マホガニー色の発色の具合を実施してみます。

 色の出具合としては、赤茶色系ですね。ふーむ。洋風でまとめる時には良いかも。

 乾燥したところで、組立に入ります。

 当て木をしながら、木ねじで止めていきます。

 幕板を止めると、それらしく立ってきた。

 もう一本の背面の2✖4の足は、実際に洗面台と組み合わせて、配管の具合を見ながら止めていきます。

 出来上がった足組を、添え付け場所に持って行き、洗面台を載せて、最後の一足を固定します。

 一応これで配管と干渉しない様に、洗面台の足が出来上がりました。

 最後に洗面器を載せるとこんな感じ。

 全体を見ると。まー、いい感じで収まっているかな!

ではまた。
次回は配管から完成まで。

洗面台をリフォームするーその2

 さて今回は、洗面器が綺麗になったので、その台を作ります。材料は在庫で残っていたパイン集成材の厚さ25㎜のもの、がっちりと作ります。

 まずやることは、洗面ボールのカーブに合うように孔を開けること。

これがかなり難しい。丸い形状を物差しで写し取って、少し余裕をもって開けたのですが。

手順はドリルで孔を開けたところから、ジグソーの刃を入れて、カーブに合わせながら回し、切り込みを入れていきます。

 直線キリと違い、回しながらのカットはどうも上手く行きません。かなりいびつで変な形になってしまった。

 とりあえずカットしたところで、かぶせてみると一応おさまっていた。まーいいでしょう、見えるところでもないし。これがDIYじゃ。

 ということで、気を取り直して、給水管の通る孔を開けていきます。

 こちらもジグソーで回し切り。こんどはそこそこ上手く行った。

 ここでもう一つの部品。位置を固定するための丸棒を取り付けます。これはオリジナルではなかった部品です。陶器の洗面器は滑るので取り付けずらい、そのためいろいろ考えた末に滑り止め様に考案したもの。

在庫品であった丸棒をカットして。

洗面器の裏に孔が開いていたので、その2ヶ所に対向する様に取り付ける。

 これで、ひとまず完成。

 収まり具合を見てみると、ずれも少なく上から見たところも問題なし(と思う)。

 そこで、次は塗装。水が掛かる場所なので、今回は油性のクリアーニスを選んでみました。油性ペイント用の刷毛で塗っていく。この油性用のものは腰が強くできていて、なるほど塗りやすい。裏も表も塗る。木口も塗る。

 2回程塗って、色に艶がでてきたところで完成。

ではまた。

つぎは足作りです。

 

moribito70.hatenablog.com

洗面台をリフォームする‐その1

 今回のDIYでは、我が家の古い洗面台をリフォームして、少し移動し洗濯機置き場を作ります。水回りの工事はいろいろと大変なところがあるのですが、少しづつリフォームしていきます。

 左の鏡は古いので取り替えます。右の棚は以前無垢板で作ったもので再利用します。洗面台は取外して新しく作り直します。高さも5㎝ほど高くして使い易くするつもり。かなり腰を曲げないと洗えなかったのでこの際に直します。

 

 まずは給水管と排水の接続を外して、作業場所へもってきます。

 それからは、分解作業。合板などの木部はバラバラにして。配管や蛇口などの必要なものは丁寧に取り外して。

 部品を取り外した洗面器は、クエン酸などの洗剤で洗います。

がしかーし、なかなか落ちないしつこい汚れ、永年使った痕のこびりつきみたいな物がある。そこで最後の手段、#1000のペーパヤスリに水を浸けて磨いて落としていくと、綺麗に落ちました。

 最後に温水で、裏や表側をごしごしと拭い落とすと。

 ピカピカになりました! <- 新品同様。よかった。

 ではまた。

分電盤の交換-その1

 このところ秋晴れの天気が続いています。晴れた日にはDIYにも力が入ります。

ところで、我が家の分電盤は入居時から15A。これはかなり少ない電流で冬になると良くブレーカが落ちていました。電気ストーブとこたつにもうひとつ付けるとオーバーしてしまいます。なので冬に入るまえに、容量を増やした新しい分電盤に交換することにしました。写真は現在の分電盤、見るからにかなり古い。

ところで、記事のような分電盤の交換には2種電気工事士の免許が必要です。

 新設の分電盤は、容量を30Aに増やします。メインのブレーカーには漏電検出が付いているので安全にもなります。分岐ブレーカも6個に増やしました。電化製品が大分使い易くなります。

 まずは、新しい分電盤用に桟木(30㎜✖40㎜)を横2本、上の方に取り付けます。ボードの下地の間柱を探して木ねじで固定してあります。

 つぎはちょっと面倒。分電盤を固定しているネジを外して。ケーブルが見えるところまで手前に引き出す。無理な力を与えない様に注意して。

  そこから手を突っこんでケーブルを移動させながら、鋸でボードに孔を開けていきます。もしケーブルを切ったら火花が飛んじゃいますし、感電するかも。

 出来上がりを見るとこんな感じ。これで、新規の分電盤を取り付ける準備が出来ました。

 分電盤の蓋を外して、桟に木ねじで留めていくと。

 これで一応、完成です。

 さてこのあとは、アンペアが増えたので引き込みケーブルも太いものに取り換える必要があります。ということで、ここで作戦タイム。

ではまた。