棲み家は森の中

富士山山麓の小さな山荘に棲み始めました。深い森の広がる静かな環境で生活をしていると、森の声が聞こえてきます。

野鳥の水浴び場ーその後

 野鳥の水浴び場を春に設置したところ、かなり多くの野鳥が水浴びをするようになっていました。過去記事はこちら。

moribito70.hatenablog.com

 その後、水浴び場はどうなったかということですが。

 春先にいちど本拠地に帰るとき、水浴び用に水を貯めたまま帰りました。これが良くなかった。一週間ほどして戻ってみると、天候が悪かったこともあり、木の葉が落ちて汚れていた上に、どうも腐敗していた模様。それから、水を毎朝入れ替えたりしていたのですが、野鳥の飛来してくる様子がありません。どうも水浴び場としては水が腐敗したと言う噂が鳥たちの間で立ってしまった様でした。

 そこで、苦肉の策で水浴び場のトレイを移動することにしました。場所は以前の窓の真下から、ブナの木と赤松の木の間。ここは鳥たちも安心感があるだろうということと、ブナの枝の間には天然の水溜りがあり、そこには以前から野鳥たちが多く訪れていました。下の写真は新しく設置したところ。

 右側のブナの木にある枝の間の水溜り。もちろん、ここも毎朝水を取り替えていますよ。

 さてそれから、2‐3日経つとシジュウカラがやってきて水浴びをしていました。やったね、作戦成功です。

 その後、シジュウカラが良くやってきます。好奇心があり人を気にしないところがあります。

 集団でもやってきます。

 こちらは3羽仲良く水浴びをしているところ。仲間がいると水浴び時間は比較的に短いです。ときには、ジャマをされたり待たされたりするので、ゆったりはできませんからね。

 ところが一羽で来るときは、結構長ぶろ。トレイの中であっちこっち行って、バシャバシャと羽を洗います。

写真はウグイス。上右のふちに降り立ち、眺めていたと思ったら、ジャンプ。

 バシャバシャと羽を洗いながら、下まで移動。ふちに上がり一服。結構長風呂。

 

 つぎの作戦は。

水浴び施設の増設。最初は下の方にある陶器の皿。一か月ほどのちには、古いフライパンを増設。どちらも伐採した木の幹の上に置いています。浴槽は小さめで浅く、小型の野鳥をお客さんとして誘っています。

 全体の位置関係はこちら。少し離して置いてあります。というのも、中型のサイズの鳥が来ると占有されてしまい。どうしても小型の鳥は近寄れなくなってしまいますので。お客さんにはゆったりと入浴を楽しんでもらいたいですからね。

 するとある日のこと、ウグイスがフライパンのふちに停まって、左向いたり右向いたりして水を飲んでる姿が見えました。やったね

 ようやく、野鳥の水浴び場に多くのお客さんが戻ってきました。

ではまた。