棲み家は森の中

富士山山麓の小さな山荘に棲み始めました。深い森の広がる静かな環境で生活をしていると、森の声が聞こえてきます。

今朝の富士山

 先日の大雪を避けて、先週末にここ富士山麓の山荘にやってきました。1月末から2月にかけてもっとも寒くなるのですが、雪景色の森を見たくてやってきます。先週には30cmほどの積雪があったそうですが、除雪されていて問題なく来れました。

 ところで今朝は薄っすらと雪が降ったらしく、一面の雪景色を見ることが出来ました。やったね! ベランダから見た森の中。このところ日の出が早くなっているので、雪に陽が当たって輝いています。

 外に出てみると見慣れない足跡が? 道路の端を選んで歩いている。

 先端が尖っていて不思議な足跡です。何なんだろうか? 気になりますね。

 さっそく防寒をして散歩にいきます。外はマイナス、寒さが違う。

 登って行くと、この景色。モミの森と青い空がつくる雪景色。いいですね。

 進んでいくと富士山。

 今回からはデジカメの写真です。ズームしてもボケないのがいいですね。

 帰りの道は森の中へ。

ではまた。

追伸

足跡は雉(キジ)らしい。なるほど地面を歩く鳥の足跡ですか。普段からよく見ているのでおそらく間違いないですね。

鹿と冬富士

 今朝は今年一番の冷え込みでした。起きてみると室内(DK)で-3℃まで下がっていました。寝室はストーブをつけても7℃くらい、なんとか寝れました。

 この寒い朝に窓を静かに開けて、雨戸の隙間から森の中を観察しました。すると鹿が数頭来ていた。鼻で地面を掘って何か食べています。実はこのところ数日にわたり雨戸をガラッと開けると鹿の群れが走り去っていくのを見ていました。そこで今日は写真を撮ろうと狙っていたところです。

 手前の方に1頭、奥の方に3頭いるのが見えます。奥の方からこちらに歩いてきます。

しだいに近づいてきます。地面を鼻づらでまさぐってはなにか食べている様子。

手前に居るのはボス。こちらをじっと見ています。しばらく動かないでいると安心したのか食事に戻りました。

 鹿たちはしばらく食事をゆったりと過ぎしたのち、白いお尻を見せて去って行きました。

 ちと食事処を見てみるとこんな感じ。この辺りは秋に葉が落ちた時、灌木を伐採して開拓をしたところ。日当たりが良く新芽が出始めているのかも。

陽当たりの良い森を作ると、思いがけず鳥や鹿が来てくれるようになりました

 さて昼頃になり、ようやく散歩に出かけました。日当たりは歩くのは快適ですが空気はまだまだ冷たい。途中で遭遇した凍った水溜り。

 こちらは雪が溶けて凍ったところ。危険、避けねば。つるつるです。

 とかなんとか歩いていくと今日の富士山と出会います。

 冬富士も凍って尖っています。

今日は面白かった。

ではまた。

和室の壁断熱工事

 今日は急に寒くなってきました、昼になってもマイナスのまま、いわゆる冬日です。このような日々が続くと、さすがに寒さ対策を優先してDIYを進めることにしました。今年のメインは和室の断熱工事です。まずは手始めに一画の壁を断熱して、パインの無垢板を張って行きます。

 和室の場合には、畳と干渉しない様にすると、断熱材の厚さは4㎜で、その上にパインの羽目板12㎜を張るとギリギリとなります。薄くても熱の伝導を切るという意味では効果があるだろうと考えてはいるのですが。薄いダウンジャケットでも着ると暖かいですからね。

 モスグリーンの砂壁で囲まれた和室は、印象が暗く、冬になるとかなり冷え込む部屋でした。これを木に囲まれた暖かい部屋にリフォームしていきます。

 まずは、4㎜のベニヤを切って桟を打って行きます。接着剤を付けて。木ねじで下地の間柱に止めていきます。約1畳分の広さに、3本の桟を取り付けます。

 コンセントも取り外して、ケーブルにテープを巻いて準備は完了。

 4㎜厚のSLIMと言う断熱材を使います。しっかりした材料なのでカットし易い。

 壁面に接着剤を塗って張り付ける。接着剤は在庫処分で色違いで。

 2枚目はコンセントの穴を開けて、接着剤を塗ったところに。

 押さえつけて貼り付けると、断熱材の貼付けは完了です。

これだけでも暖かくなりそうな予感。

つぎは羽目板張りです。

ではまた。

雪が降り始めました

 今朝起きて、しばらくすると雪が降り始めてきました。

雪が降るときは鳥たちの声もなく、雪の降り積もる音だけ ”さらさら” と聞こえてきます。とにかく”閑か”です。

 ベランダからみた森の中の様子。

 外に出てみると。かなり積もってきています。

 木の幹や。

 小枝にも積もっています。このまま降り続けると40-50㎝くらいは積もるかも!

 中に入るとストーブの火がいっそう暖かく感じます。

 寒くなったら薪ストーブにも火を入れよーと。

ではまた。

けさの富士山

 正月を本拠地で迎えたのち、しばらくぶりに山荘に向かいました。着いた時は晴れていたのですが夜になると雪が降ってきました。留守の間に建物は冷え切っています。着くとさっそく電気ストーブをつけて、それから石油ストーブにも火をつけて部屋が暖まるのを待ちながら荷物の搬入をします。落ち着いたところで、薪ストーブにも火を入れて家全体が暖まってくると一段落。

 さて翌朝は、かなり冷えていました、DKの温度は‐1℃。いっぽう寝室の方は断熱工事と無垢板の効果で、電気ストーブを入れたり切ったりで10℃前後をキープ。安眠できました。

 写真は早朝の散歩したときのもの。

 積雪は5㎝ほど。快晴で空が青く晴れ渡っています。

 雪道を歩いていくと富士山に出会います。

 久しぶりの雪景色の富士山です。

 帰りに近くにある神社へお参りに。

 今年も良い年でありますように!

ではまた。

縄文のビーナス

 先日ノートPCが故障してしまい。しばらくの間メールやブログの更新も出来なくなってしまいました。幸いにも機構部分の故障だったので、分解するためのマニュアルを取り寄せて、何とか復帰することが出来ました。

 と言うことで久しぶりの記事は、先月の後半の旅のお話。天気のいい日が続いていたので、しばらくぶりに八ヶ岳高原から蓼科へ車中泊の旅をしてきました。小淵沢の道の駅で一泊したのち(結構寒かった)、八ヶ岳南麓をドライブして向かったのは、尖石縄文考古館(とがりいし)です。ここは中部地方の縄文遺跡のなかでも展示が充実しています。なかでも縄文のビーナス仮面の女神は国宝に指定されていて、まじかに見ることが出来ます。

茅野市尖石縄文考古館 - 茅野市ホームページ

八ヶ岳南麓の快適なドライブを楽しんで。

 着いたのが茅野市尖石縄文考古館。

 中に入ると早速この博物館のお宝(国宝2点)が展示してある部屋が目の前に。

 入り口の手前に展示してあるのが縄文のビーナス。まじかにじっくりと見ることが出来ます。デフォルメされた女性の像。見ていると不思議と違和感なく感じられてきます。

発掘された当時の写真も展示されています。大きな損傷もなく、ほぼ完璧な状態で発見された、縄文時代中期、約5000年前の土偶です。すごい!

 こちらは仮面の女神。うーん仮面の表情がなんとも言えませんね。チトとぼけた感じ。服の模様や足のどっしり感が良いですね。

 横から見ると確かに仮面です。

 こちらも発掘された時の写真。

 国宝の指定書というものがあるんですね。

 さてこちらは土器の部屋。大型でダイナミックな形状の土器がたくさんあります。

 こういう壺や。

 こういう柄の壺もあり。

 多種多様。

 単純な繰り返しとは違って変化もあり。現代に持ってきても使えそう。

 このタイプ、縄文のフチ子とでもいうのかな。これは大の好みです。

 表情がいいし。

 うしろの方までちゃんと作ってあります。

 外に出ると、縄文集落の展示場があり、森の中で青空に映えていました。こんな感じで生活をしていた。快適そう!

 帰りに振り返り見た八ヶ岳の景色。右側にそびえる赤岳から左側の天狗岳への山並。

 こちらは左側の蓼科山から北八ヶ岳の峰々。

 とにかく広々としていて、空が広い。縄文人も最高の景色の中に棲んでいました。

ではまた。

洗面台をリフォームするーその5

 さて洗面台のリフォームも最後、排水管を取り付けます。

最初は、以前の部品を使い元に戻したところ。水漏れが発生してしまった。といっても隙間からの滲み出しなので、原因をつかむのが大変でした。

 対策としては、まず組合せの部品を磨いてつるつるにしたり、パッキンを点検したりしても、なかなか直りません。そもそもパッキンが4か所もあり漏れの場所が判りにくい。

 しばらく悪戦苦闘したのですが直りません。作戦をかえてホームセンターへ行くと、部品のセットが販売されていました。写真左のオール金属製の排水口です、しかもパッキンも付属している。 

 早速購入し、取り付けます。もぐりこんで部品を組み立てる。水受けの部分も新品でピカピカに。

 ところがこれでも直らず、しばらくすると滲み出して水滴となって落ちてくる。こまったー。ここでしばらく作戦タイム。というか打つ手がない。

 そのうちに思いついて、プロショップにいくと、洗面器のパッキンで2重パッキンと言うものが売られていました。写真の左が従来品、右が2重パッキン。嵌めてみるとかなり分厚い。これは良いと思い。

 さらにシールテープも巻いて、万全だと思い、組み立てるも。

 これでやっても水は漏れてきました。ここらで、ようやく原因らしきことに気づきます。どうやら、陶器鉢のカーブと金属排水口のカーブがあっていないかも!するとパッキンを直しても漏れてくる可能性があるということに。

 そうだとすると、排水部品を以前のプラスチックに戻して、厚いほうの2重パッキンを使ってみることにしました。もう一度、分解してプラ部品に交換。よくみると締め付けたあとでも、黒いパッキンが隙間から見えている。シールされている証拠です。金属の時には見えていなかった。

組み立て直します。もう何回目か判りません。

 しばらく様子を見ると浸みだしもなく、乾燥していました。

これで、なんとか完成にこぎつけました。

 ふー、久しぶりに大変でした。

規格にあった部品でも細部は異なるということ。こういう事もあるので古い部品も取って置いて良かった。特に水回りには注意ですね。

ではまた。