今回は、断熱材の上に杉板を張っていきます。押入は服や布団などを入れるところなので、室内と同じグレードで無垢の杉板を張っていきます。断熱材と無垢板の組合せでカビの発生を抑えて、かつ杉の香りで衣類を保管することができます。
まず初めはこの中段の壁からです。
ということでさっそく、杉の羽目板をカットする。
押入に持ってきて、隅の段差部分を鉛筆でマークして。加工して確認する。
取り付けは接着剤を桟にぬりぬりしてから、下位置をめがけて隠し釘を打っていく。
つぎに、上側はサネの中にキリで下孔を開け。金づちで打ち込み。
ポンチで最後まで打ち込んで固定すると。一枚目が完成する。
2枚目も同様にして、ポンチで打ち込んだら完成。
このように羽目板に本実加工がしてあると凹凸がかみ合うので工事はさっさと捗っていきます。
接着剤を塗ってからカットした杉板を持ってきて差し込み、しっかりと押し込む。
それから、下孔を開けて、釘を打って。最後にポンチ。の繰り返し。
さて順調に進んで、最後の一枚となる。
両側の鴨居に当たる所を、印をつけてカットすると。
うまく収まったので、隠し釘を打って無事完了。
このように羽目板張は、壁の出来上がり具合が見えてくるので捗ります。一面張で、半日から一日の工程です。
ではまた。