いよいよ障子つくりも再開し、肝心かなめの桟作りとなります。材料は12㎜角の桧を使います。ところで今回の桟の加工寸法はすべて現物合わせになります。
まずは材料を前回作った桟受けにいれて長さをマークしておき。
マークにそってジグソーでカットする。
枠に入れてみると当然ぴったり嵌る。これが現物合わせの極意。
同様にして、縦桟を2本加工したら、次は横桟を同じように3本カットする。
できあがった桟を仮置きして様子を見て、よかったら、桟に番号を付ける。
というのもここから先は、縦と横の配置は固定され、入れ替わりはできないため。
縦桟にはイロハで、横桟にはナンバーで隠れるところに書き込みます。
さてこれからは、格子の交点となるところを加工していきます。まずは仮置きして。
縦桟を案内にして横桟に鉛筆でマークする。つぎに下側から横桟を案内にして縦桟にマークをします。このように交点のところを現物に合わせて寸法を取っていきます。
つぎにマークしたところをトリマーで削っていきます。深さは半分の6㎜。
写真は溝を削ったところ。隣同士の溝は上と下の交互になります。
このように全ての格子間で交互に組み合わせることにより、組み立てた時にばらばらに分解することを避けられます。むしろテンションが掛かっていて丈夫になります。
ひととおり溝加工が終わったところで、格子を組合せながらフレームに入れると一枚目が完成。
つぎに2枚目も同じように加工をしていく。
縦桟ができて。
横桟ができ。
溝入れ加工をすると。
一組の桟加工ができあがります。
入れ子になった格子を組み立てて行くと。
2枚目が完成。
ようやく、1セットが揃ったー!
おもむろに、室内に持っていき窓枠に嵌めると。うまく収まった。良い感じ。
細かい作業が続いたのも、ここで一息。
次回は塗装となります。
ではまた。