先回の記事=水抜きの仕組み にガテンがいったので、寒くなる前に対策を進めてきました。
我が家の元栓は、2ヶ所あります。家屋用のメインと外部の給水栓用です。
左写真がメインの元栓で地中から伸びた管の中にあります。右写真は給水栓の元栓で給水管と一体となっていて蛇口のすぐ傍にハンドルがあります。両方ともにハンドル部に竹村式と書いてあるのが判ります。別系統になっているので家屋用が凍結したときにも給水栓が使えたので助かりました。
最終的にたどり着いた手順は以下のようになります。先回の配置図を見ながら読んでいただくと解りやすいと思います。
全ての蛇口を締めた状態で、屋外に行き元栓を締めます。すると、竹村式では排水用の通路が開きます、しかしまだ蛇口が締まっているので排水は始まりません。ここで、屋内に戻り、キッチンの蛇口を開きます。キッチンから始めるのには理由があり、高さがほかの蛇口より高いところにあるからです。もし他の蛇口を開けるとキッチン系統の水道管から水が流れだしてきます。送り出しの水圧がないため、高さの差に相当する水が排水されるまで止まりません。
さてキッチンの蛇口を開けると水が自重で排水されるので、空気が入っていく音がします。音がしなくなったらほぼ排水が終わったことになります。あとは順次、高い蛇口から開けていけば同じように空気の音がして排水されていきます。
次に、設備関係の水抜きを説明書に従いながら順に行っていきます。
下の写真は、給湯器への配管の水抜き栓と給湯器内部の水抜き栓です。緩めてはずしていきます。
下は、トイレの配管部の水抜きを行うための水抜き栓です。これを外して、さらにウオシュレットは説明書に従い水抜きをして、最後に便座の暖房を入れた状態にしておきます。
実はここまででは、まだ不十分だったと言うことです。どうしてか?
水抜きでは、水は自重での排水のため、水平に近い配管の内部に水滴が残っている可能性があります、また、自重を使えない先端の蛇口のパッキン近くに水滴が残っていることがあります。
ここで最後の一手を行います。写真は、海であそぶカヤックに付属品でついていたエアーポンプを使っているところです。ポンプの出口をホースで水道出口につないで、圧力を掛けていきます。この時には、他の全ての蛇口と水抜き栓を今一度締めていなければなりません。
エアー圧をかけるとまず蛇口付近に溜まっていた水が飛沫になって飛んでいきます。さらに圧力を掛けていると、最初は力を入れる必要があったのが、軽くなっていきます。配管内の水が抜けて空気だけになったことを示しています。
その後、この動作を順次、他の蛇口についても行い一連の水抜き作業は完了となります。実に手間のかかる作業ですが、エアーでの最後の一押しが必要の様です。
結果は、一月に戻ったところ、水が出ました。
成功でした。ヤッタ~❕
ではまた。