先回の続きです。窓枠が出来たところで、つぎに障子のフレームを作ります。間口2.3mを障子3枚でカバーすることにしました。したがって障子のサイズは幅78㎝、高さ171㎝となります。今回の障子は背が高いので、真ん中に横桟をいれて補強することにしました。
縦枠は、30✖24mmの角材、横枠は24✖24mmの角材の集成材を使いました。木組みで作りますので、それぞれの長さにカットしたのち、組合せに従い刻んでいきます。ジグソーで切り込みを入れて、ノミでカットします。鋸刃の厚み分を見込んで出来上がり寸法になるように切り込みを入れていきます。
補強の横桟はホゾ組で作ります。ホゾの作成は、まずドリルで孔を開け、そこにジグソーの刃を入れて整形していきました。上手くできたかどうか確認します。
縦枠2本、横枠2本と補強桟が揃ったところです。
今回は、木組みと接着剤だけでフレームを作っていきます。
とりあえず組み終えたところです。
これから、現場合わせの大事な作業となります。直角の出ていない窓枠でも隙間が出ないように、フレームを窓枠に押し付けながら接着剤を硬化させます。上中下の3か所を材木の組合せで押していきます。手持ちの材木を使って、パズルみたいにして組み合わせます。ああだ!こうだ!しながらの楽しい作業です。ダンベルまで重石として使いました。上からも薄板を入れて押し付けています。この日は、夜になってしまいました。
さて、フレームが固着したら、上下のレールを作っていきます。下のレールは、トリマーで削っていきます。のこり幅は実際に滑りをみながら調整していきます。
上レールは15㎜角の桧材を接着剤と小ビスで取り付けています。
最後に、窓枠に入れて滑り具合を確認したら、フレームの完成となります。
同じものをさらに2枚必要です。結構時間と手間が掛かります。
次回は、桟を作っていきます。
ではまた。