森の中を歩いていたら、特徴的な赤い実を付けた草を見つけました。膝くらいの背丈で、トウモロコシのように小さな粒を多数つけた実をもっており、森の草花のなかでは目立っていました。
9月の頃に見つけた時は、青い実で上の方が少し赤くなりつつありました。気になったので名前を調べてみたのですが、そのときは残念ながら判りませんでした。
11月になると実は赤く熟し、いかにも美味しそうな果実を思わせます。
ちょうど訪ねてきていた友人=職業がら検索の名人に、調べてもらったところ、マムシグサという名前だと判明しました。
記事によると、サトイモ科の有毒植物で山地の湿った林床に生える。全草にシュウ酸カルシウムほかが含まれていて毒性が強い。誤って食べると激痛や嘔吐、ひどくなると心臓麻痺や死亡する。となっています。
実際の事故事例によると、多くは果実と間違って食したところ、口の中がしびれたり腫れたりする。さといもそっくりな球根を食べたりすると重篤な症状が出たりする。らしい。
怖いですねー。まちがっても、森の中で不用意に食してはいけません。
最近の状態は、実は落ちてしまい、茎だけが残っています。この茎の模様が蛇のマムシの皮膚の模様に似ているのでつけられた和名マムシグサである。とのこと。
追伸、
英名 jack in the pulpit
pulpit : 教会の説教壇、聖職者
jack : 男、雄、やつ
見かけと違ってトンデモナイやつ。とでも訳するのかな?
海外でも名前の由来が面白い。
ではまた。