棲み家は森の中

富士山山麓の小さな山荘に棲み始めました。深い森の広がる静かな環境で生活をしていると、森の声が聞こえてきます。

トイレの内装が完成しました

 ようやくトイレの内装が完成しました。我が家のリフォーム工事の最初として、トイレから始めました。面積は小さいのですが、断熱材を施工して、天井、壁、床の工事から、照明とコンセントの電源工事まで含まれていて、これから進めるリフォーム工事のいい練習になりました。

  森の中は湿度が高く、結露がもとですぐにカビが発生します。そのためリフォームの基本方針として、下地には断熱材を施工し、表面は自然素材で吸湿性のあるものをできるだけ使用することにしています。

 下の写真は、トイレの前面、側面と背面になります。

腰壁と頭上の板壁は、パインの羽目板です。真ん中部分は珪藻土のこて仕上げとなっています。

 前面には我が家のモチーフである家形のニッチを作り、はがきサイズの絵などを置けるようにしてあります。絵画展で手に入れてきた絵画はがきなどを差し替えて使えます。背景には、えんじ色の和紙を張っています。

 側面は、窓を家に見立ててデザインしました。屋根の部分を追加したわけですが、埋め込みなので周囲を切り込んでいます。結構手間がかかっています。

 背面には杉板を横張りしてます。杉の木目と色合いはパインとは違った雰囲気となっています。

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 坐ると居心地が良く、本も読めそうな空間になりました。以前とくらべて、暖かさを感じます。自然素材は、それ自体が空気を含んでいるため断熱性を持っているのが感じられます。さわっても冷たくありません。

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 珪藻土のこて塗は、フラットに塗るのは、なかなか難しいですね。プロしかできません。こて跡は素人が塗っても風情がでるように(?)細かい凹凸があります、というかこれしかできません。

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 では下地の工事は、また後程。




 

霧の朝

 このところ雨続きでした。今朝は小降りになったところで、森の中は霧に包まれています。いつも聞こえる鳥たちの声もなく、静寂の森です。

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 このような日には、仕事をひと休みして、本を読んだり、音楽を聴いて過ごすようにしています。

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森の花たち

 朝になるとよく森の中を散策します。今日は曇り空で、おかげで花たちは色があざやかに見えます。森の中とはいっても、場所によって好みの所があるらしく、植物は群生しているのが多くみられます。

 野イチゴは、環境にあっているのか、たくさん見つけられます。昨年は苺ジャムにして楽しみました。今年は、昨年ほどでもないのですが、それでもたくさん実を付けています。

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 散策路の奥には、山桜の木で出来たアーチがあります。2本の木が寄り添ってできた自然のアーチで、3月には森の中で最初に花を咲かせてくれます。

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 以下の2点は、人の背より高い花たちで、2mはありそうです。色も立姿も、まったく異なってます。それぞれが群生しています。

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 春先のぜんまいは、夏になると、かなり大きくなります。直径で70㎝~80㎝くらいでしょうか。よっぽどこの環境があっているのでしょう。木陰で湿度が高く、枯れ葉が積もり積もって腐葉土となり、栄養が豊富です。

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 以下、足元に咲いている可憐な花たちです。

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寒冷地のトイレ事情 今昔

 ここ富士山麓は、冬にはマイナス10℃以下になる寒冷地です。そのため凍結対策をしっかりやっていないと水道管が破裂したり、使えなくなります。昨年は、我が家でも水抜きをして出かけたのですが、戻ってきたら凍結してまったく使えなくなりました。幸いにも、屋外の給水栓が生きていたので、ポリタンクで運んで生活をしていました。

 今年になりトイレのリフォームを始めて、ようやく便器の交換までたどり着きました。そこでの業者さんとの打合せや作業を通して、寒冷地特有のトイレ事情が判ってきましたので、紹介します。

 昔(30年以上)のトイレでは、地中の凍結しない深さのところに塩ビのU字管を埋めてトラップとしているそうです。外からは見えないため、今回の工事で初めて知りました。そのため家の中の便器は水洗ではありますが、ストレートに縦穴のパイプが見えている状態で、不思議な構造と思っていました。

 最近のトイレは便器にトラップがあるため、地中のU字管を取り外さなければなりません。そうしないと上手く流れなかったり跳ね上がりがあるそうです。便器には寒冷地仕様を用います。通常の凍結対策としては、流動式を採用しましたが、ほかにはヒーター式などがあるそうです。流動式はタンクから少しづつ水を流して凍結防止をします。洗面などの蛇口をすこし開けているのと同じ方法ですね。留守にするときには、元栓を締めて、水道管の水抜きとトラップに不凍液を入れる必要があります。またウォシュレットにも水抜き栓があり、忘れないようにしないと壊れてしまいます。

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  便器交換の前後の写真です。タンクとウォシュレットの配管の下部に水抜き栓があり、タンクの後ろに流動式のレバーが見えます。

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  つぎは、屋外の排水管の取り換え工事です。左は取り外したU字管です。地中深く埋められていました。真ん中がL字管に取り換えたところ。そこから立ち上げて、センターと長さを合わせて繋ぐため専用の部材を使っています。結構大変な工事でした。

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 DIYで出来るところは、こちらで準備しています。床板=パイン集成材を寸法で切断し、ウレタン塗装までを事前に行い、便器を取り外したところで、パイプ用の孔をあけて、ボンドで接着、固定までを行っています。業者さんとのコラボレーションですね。

 これで、ようやく快適なトイレ環境となりました。

内装や電装については、また後程。

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大石公園と富士山 夏

 このところトイレのリフォームで忙しかったのですが、一段落したので大石公園に行き、富士山の写真を撮ってきました。ラベンダーをはじめたくさんの花が一面に咲いていました。よく手入れがされていて見どころがたくさんあります。

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 湖畔の田んぼの稲もだいぶん育ってきています。

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 9時からは花壇やお店が開き2階の展望室へも行くことが出来ます。

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 2階の展望室からは、花壇を手前に、河口湖と富士山の眺望がいいですね。

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鹿

 森の中に鹿が生息しています。鹿は、ケーンというかん高い声でなくのですが、夜になるとよく聞こえます。ときには森の中でちらと見たり、道路を横切っているのを見たりするのですが、用心深いので写真まではとることが出来ませんでした。

 ところが今日の2匹連れは、こちらを見ながら、ゆったりと歩いていたので写真が取れました。角がないのでメスの親子のようです。木の陰からこちらを見ています。

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 右の鹿は、こちらを見ています。

気にはなるけど、逃げるほどでもない、とでも思っているかのようでした。

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